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東北新社 ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版 映画「ベルリン・天使の詩」。 1987年に作られ、1988年に初公開された映画「ベルリン・天使の詩」。 西ドイツとフランスの製作。監督はヴィム・ヴェンダース。128分。 画面は白黒で、ヨーロッパの町にひとびとの生活が映し出される。みな一人ひとりが、独り言を言っている。あるいはこころのなかのつぶやきが聞こえてくる。それは息がつまりそうな、永遠と続く日常の、具象。それは、天使の目から見た、にんげんの生活であり、にんげんの姿であり、にんげんの声にならない声なのだと思う。 わたしたちは毎日生きている。いろいろな声にならない声を、うめくように、みんな一人ひとりがそうこころのなかでつぶやきながら、生活している。そんなさまが、映し出される。 にんげんの生きる姿だけではなく、にんげんの生きる場である街も映し出される。 にんげんを見守り続ける天使の姿を見ることができるのは、こどもたちだけ。こどもたちにつれられ、サーカス小屋で、天使ダミエルは、にんげんの娘に恋をする。一瞬、モノクロの画面が、色彩鮮やかなものになる。恋をすることにより、世界は色をもった美しさをとりもどす。天使はにんげんになり、娘を愛するために、死を選ぶ。そして天使として死、にんげんとして生まれ変わった彼は、娘をさがす。モノクロの世界は、色彩のすばらしい世界へと変わっていた。 という、有名な映画。すこし長くて、退屈気味に感じるひともいるかもしれないが、それらはよく計算されたものだと思う。だから、にんげんとして主人公が生れ変わる、そのすばらしさが際だつのだと、わたしは思う。 リルケの詩に触発されて作られた映画。なにか殺伐とした感のある街を詩を朗読しながら歩くにんげん。 ちなみに主人公は、自分と同じような、元天使のにんげんに会う。先輩でもある元天使は、刑事コロンボ(?)を演じている役者だった。というところもユーモアがあって、おもしろい。 この映画作品は、これ1本が、詩なのだと思う。恋をするすばらしさ、生きることの貴重さが、言葉による押しつけではなく、説明でもなく、説教でもなく、実感として、わかる。わたしたちは恋をして、わたしたちは生きている。でも生きようという積極的な意思がなければ、それは手にははいらない。だれかが与えてくれるものでもないし、待っていればどうにかなるというものでもない。 またこれを元に、ハリウッドが「シティ・オブ・エンジェル」を作ったという。こちらも恋愛娯楽映画として楽しめると思う。こちらは、ニコラス・ケイジとメグ・ライアンの共演。 ちなみに天使がにんげんに生まれ変わるとき、流した血は、とても赤く、そしてそれを見た主人公は涙し、歓喜した。 ベルリン・天使の詩 デジタルニューマスター版
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ベルリン・天使の詩
ベルリンの街を見守る天使のダミエルはいつしか人間の世界で生きてみたいと願うようになっていた。そしてサーカス団員のマリオンに恋をするが…。ヴィム・ヴェンダース監督が贈るファンタジー・ロマンス。 ...続きを見る |
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