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アントワーヌ・ド サンテグジュペリ, Antoine de Saint Exup´ery, 池沢 夏樹 星の王子さま 「大事なことは目では見えない……」 で知られている。 「星の王子さま」はいまたくさんの出版社から本になっている。 そのうちの集英社文庫のものは、小さいし、表紙も紺で鮮やかだし、定価400円と手軽だし、新訳だし、鞄やポケットにいれて、出かけるのにはよいのではないか。 イラストももちろん、表紙だけでなく、中身にも配置されている。 文庫本にしてはすこし厚めの紙に、横書きの本文。 ただ訳し方に関しては、ひとさまざま意見が出そう。 ストーリーは、小さな惑星でバラとケンカして、星から星へと旅をすることになった「王子さま」。 そして砂漠で不時着した飛行機のパイロットの「ぼく」の話。 「目には見えないんだ。心で探さないとだめなのさ」 王子さまの言葉。 「これはぼくにとって世界でいちばん美しくて、いちばん悲しい風景だ。」 その最後に書かれた文章と、一枚のイラスト。 サンテグジュペリは1900年生まれ。パイロット。 経験に基づいた『夜間飛行』で作家として世にでる。 1944年に偵察飛行中に行方不明に。 わたしにとって、世界でいちばん美しい風景とはどんなものだろう。 それは悲しい風景だろうか。 そして、あなたにとって……。 わたしにとって、この本は。 懐かしく、こころのなかでいつまでもわたしのことを待っている少年と再会できたような、そんな本だと思う。とても好きだ。 星の王子さま
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