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help リーダーに追加 RSS 「北海道の詩歌と書の世界 写真と共に」展(2005年 22回展)

<<   作成日時 : 2007/09/17 19:20   >>

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「北海道の詩歌と書の世界 写真と共に」展(22回展)
−蛍さんの詩が書になったので、見に行きました−
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 知り合いの北海道在住の蛍さんの詩が、書になったと本人からメールで連絡をもらい、銀座の東京セントラル美術館にでかけた。6月12日日曜日、こちら関東は梅雨になったが、前日に蛍さんが北海道の自宅にてるてる坊主をかけてくれたお陰か、夏日を思わせる晴れとなった。銀座の歩行者天国には風鈴の露天がでていた。
 12時20分、ビルのなかの美術館にはいる。書が、書が壁面にずらりと並ぶ。壁にはりつけてある新聞の記事によると、書の役員・会員250人が出品したという。
 石川啄木、さだまさし、高浜虚子、黛まどか、与謝野晶子、草野心平などのゆかりの著名な方や、北海道に在住の方の詩歌の一部を、書家それぞれの自由な発想や感じ方で書にしたものと思われる。『北海道詩歌紀行』という北海道にちなんだ詩歌の本から選ばれたものらしい。

 上の写真は木島永竣さんの書、蛍さんの詩「みずうみ」より

 月のふるおと
 湖面のくちびるは
 ささやくようにふるえて

 
 が書かれている。目にするとわかるが、写真では見えずらいかもしれないので、説明すると「月のふるおと」が大きく描かれ、その下に「湖面のくちびるはささやくようにふるえて」と書かれてある。月があまりにイメージとして巨大で、湖面がほんとうに小さく震えているかのようだ。そんな風にわたしは楽しんで見てみた。
 わたしにとって、書というものはふだんなじみのないものだったが、多くの書家の方がそれぞれの個性でときにダイナミックにときに繊細なタッチで描かれており、大変興味深かった。
 また北海道の自然や動物や町などを撮った写真も展示されており、山梨勝弘さんの「雪まつり」「光る襟裳岬 襟裳町」「函館夜景」や永田勝成さんの「美瑛」「鶴」「子鹿」など印象に残った作品も多数あった。

 数十分、デジカメで写真を撮っていた。疲れたので、椅子に座り、書の書かれる現場を映したビデオを見る。「現代の言葉を書にしたいという趣旨」という音声が聞こえてくる。ビデオの中では谷川俊太郎さんの詩を書に書いている様子が映されていた。
 豊かな世界、自由ないろいろな作風そういったものに触れることができて楽しかった。学生さんから年配の方まで来訪者ははばひろく見られた。
 13時40分、美術館を後にした。外は夏の日のようで、風鈴の露天店をTVのカメラが撮影しているわきを抜け、わたしは銀座のデパートに入り、しばらく涼むことにした。蛍さんのてるてる坊主はよく効いた。
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主催:日本詩文書作家協会
後援:毎日新聞社
2005年6/7〜6/12
東京セントラル美術館(銀座)
記事:光冨郁也

*この記事は文芸誌「狼」12号に掲載されました。

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